日本酒の賞味期限とは

日本酒には、そもそも賞味期限の記載はありません。
「食品衛生法」でも、酒類については、その期限の表示は省略可能としています。その代わりに記載されているのが「製造年月」です。製造年月というのは日本酒が瓶に「詰められた月」のことです。決して日本酒の【製造日】ではありません。
 
日本酒は通常、冬に仕込まれ、絞った日本酒を酒蔵にあるタンクで徹底的に温度管理されながら保管されます。ですから四季醸造の酒蔵を除けば、製造日は11月~翌年3月ぐらいになるのが大半です。そこから例えば冬には「新酒」として瓶詰し、夏には生貯蔵のお酒として瓶詰めして出荷されます。

日本酒は腐らない

日本酒は比較的アルコール度数の高いお酒です。そのため、開封前であれば、まず腐敗することはありません。そういう意味では日本酒に賞味期限はありませんし、3年、5年の熟成酒というのもあります。
 
ただし、開封後の場合は、劣悪な環境に置いておくと例えばキャップの内側部分などにカビが生えてきたりしますので、早めのお召し上がりいただくことをオススメします。